XTRAMUS社NuBAR-1000 End-to-End 1Gb スループット・テスター

NuBAR-1000 ポケットサイズ 1Gbポートスループット・テスター
持ち運び型のEnd-to-Endパフォーマンス測定
コンパクトなワイヤーレートギガビットイーサネットテスター

【構成一式】
141mm * 22mm * 22mm

• NuBAR-1000 x 2式 • Universal Power Adapter x 1• Network Cable (Cat.6) x 1 • USB Cable x 1
• Carry Bag • Ceramics Screwdriver

NuBAR-1000 Gb Ethernet対応 遠隔地間のLAN導通・スループット検証ツール

NuBAR-1000(ニュー・バー1000)は、リチウムイオンバッテリーを内蔵した導通・スループット検証ツールです。

14cm 程度のバー形状のテスター2本で1セットの構成。遠隔地間のLAN導通試験に最適です。
PC無しで、本体側面のボタン操作のみでテストが可能。検証結果はマスターモード側装置に保存されますので、その場で全二重ラインの双方向の特性が確認できます。
1Gbpsまでのトラフィックが生成でき、低レートのラインからGbEフルレートまでのスループット検証が可能です。ADSL等 非対称レートのネットワークにも対応しています。

NuBAR-1000

NuBAR-1000

NuBAR-1000 製品概要

NuBAR-1000は、先進の機能を提供し、オンサイトでのケーブル配線やネットワーク構築時の解析などを容易かつ効率的に行なうことの出来るコンパクトで革新的なネットワーク試験用デバイスです。

新しい建物やオフィスなどでのネットワークのケーブル配線は、多くの場合、第三者の請負業者によって行なわれることがほとんどです。技術担当者は実際のスループットに無頓着で、請負業者はケーブルが配線され、接続されている事を確認するためにケーブルテスターで簡単な試験を行うのみというケースも少なくありません。

しかし、問題はいつもネットワーク装置が持ち込まれ、ネットワークに接続されだすと発生します。そして、ケーブルがワイヤーレートでの通信を行なえない為に、データ送信時にエラーパケットが大量に発生するなどの障害が見付かる事も珍しくありません。

NuBAR-1000は、データ通信における目に見えない問題点を試験/トラブル対処するのに理想的なイーサネットテスターです。NuBAR-1000は、マスタとスレーブの2台を1セットとして使用し、対向側の試験サイトに人員配置をする必要なく、2台のNuBAR-1000間で相互に自動ネゴシエーションを行なって双方向の対称/非対称ワイヤースピード通信、試験結果の同期とマスタとなるNuBAR-1000への検証結果保存を行ないます。

ADSLのような非対称でダウンリンクのスループットがアップリンクのスループットに比べて速い通信ネットワークのインストールでは、双方向のネットワークスピードが異なるため、一般的なループバック方式でネットワークを試験することは有効ではありません。NuBAR-1000の非対称ループバック試験機能は、ネットワークスピードのカスタマイズを可能とし、ADSLネットワークの品質評価を行なうのに最適です。

その手頃な価格と強力な機能性で、NuBAR-1000はIPネットワークのケーブル配線やトラブルシューティングなどのオンサイト作業に力を発揮する総合ソリューションです。

機能詳細

主要機能
NuBAR-1000 単体で試験実行が可能です。(PC 接続不要)

  • 簡単な操作で使用でき、すぐに装置/ネットワークの試験に利用する事ができます。
  • 非常にコンパクト(約14cm)で軽量なギガビットイーサネット試験デバイスです。
  • ギガビット・フルレートのトラフィック生成も可能です。
  • ビルトインのリチウムイオンバッテリーを搭載しており、どこででも使用する事が出来ます。
  • 10 個の事前定義された試験パターン、5 つのユーザ定義の試験パターンを用いて、即時の試験実行またアプリケーションによるカスタマイズも可能です。
    *2 台のNuBAR-1000 を離れた位置へ配置して、IP ネットワークの導通試験やスループット試験を行う事が可能です。
  • オートネゴシエーション、双方向対称/非対称ワイヤースピード試験、ループバック試験など、様々なネットワーク検証ニーズに対応します。
  • ワイヤースピードパケットジェネレータ、解析用カウンター機能を有した10/100Mbps 全二重/半二重、および1000Mbps全二重イーサネット試験装置
  • ユーザフレンドリーな制御用インタフェース
  • 全操作が可能な操作ボタンとロータリースイッチを本体側面へ配置
  • 全機能モードの説明ラベルを本体にプリント
  • 10 タイプの事前定義された機能モードと5 タイプのユーザ定義機能モード
  • PC 接続を必要とせず、単体または2 台セットで使用可能
  • USB 接続で、より複雑な設定・操作を可能とする強力なソフトウェアアプリケーションを添付(PC 用)
  • 試験状況やエラーを表示する14 タイプのリアルタイム・オンパネルLED
  • PC からの設定を可能とする便利なビルトイン・ミニUSB ポート
  • ビルトインされた複数のカウンターはPC でのリアルタイム表示またはフラッシュメモリーへの保存が可能
  • ビルトイン・リチウムイオンバッテリー
  • USB 接続でPC または外部アダプタから充電可能
  • 満充電で、約1.5 時間の使用が可能
  • 動作時間が明らかに短くなった場合は、Xtramus 社による交換対応も可能
  • 消費電力は3W 以下で、PC または外部アダプタよりUSB 接続で給電

主な利点

  • CRC エラー
    フレーム/パケットの後部にはチェックサム値が含まれ、受信時にその整合性が確認されます。受信時にチェックサム値に誤りが合った場合、フレームの正常性が疑われCRC エラーフレームと呼ばれます。
    このようなエラーの原因は低いネットワーク品質にあり、NuBAR-1000 はエラーを検知し、試験結果を表示します。
  • IP の取得
    ネットワーク内でDHCP サーバが動作している場合、NuBAR-1000 にDHCP サーバよりIP アドレスを割り当てさせることが出来ます。IP 情報の取得によって、NuBAR-1000 はネットワーク内でそのネットワークの試験を行う事ができます。
    NuBAR-1000 のLED がOK ステータスの場合、NuBAR-1000は後述するウェブアクセスコマンドによってインターネットアクセス経路の試験を行う事を可能にします。
  • パケットロス
    イーサネットはパケット交換型のネットワーク技術です。フレームは異なるデバイスやメディアで通信されますが、そのうち一部のフレーム紛失が発生する事があります。NuBAR-1000は、フレームのロスを検知して、試験後に結果を表示します。
  • 送信ロスと受信ロス
    NuBAR-1000 には「TX Loss」と「RX Loss」という特有のエラーカウンターが用意されています。双方向の同期/非同期通信を2 台のNuBAR-1000 で試験すると、マスターまたはスレーブで表示されるTX Loss またはRX Loss がパケットロスの発生とその通信方向を表します。
  • メッシュループ
    一般的なネットワーク試験では、2 台の装置間で試験が行われますが、NuBAR ではメッシュループ形式の試験を行う事も可能です。ネットワークにはマスター装置のほかに最大5 台のスレーブ装置を配置でき、マスター装置はネットワーク内のどのスレーブ装置にでも接続することができます。試験を開始すると、マスター装置は試験パケットを1 台目のスレーブ装置に送り、そのスレーブ装置は2 台目のスレーブ装置にパケットを送信します。同様の通信が最後のスレーブ装置がマスター装置へパケットを送るまで繰り返されます。試験終了時には、各装置間の試験結果の同期が取られ、マスター装置に保存されます。
  • ウェブアクセス
    ウェブアクセスは、他のPC を必要とする事なくNuBAR-1000のみでインターネットへの接続性を検証する事のできる特有の機能です。NuBAR-1000 はDHCP、DNS の処理を行い、HTTPプロトコルでデータをダウンロードし、インターネットサービスの可用性を検証します。
  • ブロードキャスト
    ブロードキャストとは、概念的にLAN 内に存在する全てのデバイスで受信されるパケット送信を表します。NuBAR-1000 は、64~1518 バイトのフレーム長のブロードキャストパケットを60 パケット/秒のレートでジェネレートすることが可能です。
  • BERT ループバック
    ループバック試験は、1 台の装置から送った信号を同じ送信装置に返すことで、通信基盤の通信と通信経路を検証するのに有効な方法です。この方法では、BERT(Bit Error Rate Test)パターンを送信し、返ってくるデータの整合性に関するエラーをカウントします。
  • パッシブループバック(レイヤ1 またはレイヤ2)
    ループバックモードでは、NuBAR-1000 は他の装置から着信したテストフレームをその装置の受信用ポートへ再送信します。
  • レイヤー1 ループバック:受信フレームを直接再送信
  • レイヤー2 ループバック: フレームのDA ( Destination Address)とSA(Source MAC Address)を交換し、再計算されたCRC で送信。

アプリケーション

主要アプリケーション
通信ネットワーク、ケーブル配線などの事業におけるオンサイト試験/修理/メンテナンス
ネットワーク拠点と顧客拠点間のラストワンマイル試験ソリューション
オフィスまたは建物内のネットワーク配線およびトラブルシューティング
* ADSL などの非対称送信試験.顧客ニーズに応じた、統合試験ソリューション

仕様

  • Interfaces: One 10/ 100/ 1000 Mbps UTP Ethernet port.
    • Left Side:
      :One 10/ 100/ 1000 Mbps UTP Ethernet port
    • Right Side:
      :One USB port (mini-USB connector)
      :One power switch.
    • Bottom Side:
      :One set of 16 scales rotary switch for different function modes
      :Two sets of 16 scales rotary switch for ID control
      :Two sets of 16 scales rotary switch in second for control of test duration
      :One clear counter button (Icon: 000)
      :One broadcast test packet button
      :One Run / Stop test button
    • Power: Two 3.7V built-in Ni-HM batteries
    • Temperature: 0oC ~ 40oC (Operating); 0oC ~ 50oC (Storage).
    • Humidity (non-condensing): 0% ~ 85% (Operating); 0% ~ 85% (Storage).
    • Dimension: 141 mm x 22 mm x 22 mm.